みなさん、こんにちは。キリスト教福音宣教会のChihiroです。
旧約最後の預言者マラキから400年経過し・・・。
イエス・キリストが誕生しました。
新約聖書は、どこをとっても「イエス・キリストは救い主・メシアだ!」ということが
書かれています。
新約聖書の主人公は、言うまでもなく「イエス・キリスト」です。
◉四大福音書
4人の弟子がイエス・キリストについて書いています。
イエス・キリストは、イスラエルのベツレヘムで生まれました。

イエス・キリストは、30歳から御言葉を伝え始めました。
いくつか有名な聖句をご紹介。
しかし、わたしはあなたがたに言う。敵を愛し、迫害する者のために祈れ。(マタイ5:43)
「敵を愛する」と言うのは、キリスト教の教えの中では非常に有名な教えの一つですね。
この聖句から三浦綾子さんの小説『氷点』ができました。
イエスは言われた。「心をつくし、精神をつくし、思いをつくして、主なるあなたの神を愛せよ。」これがいちばん大切な、第一のいましめである。第二もこれと同様である、「自分を愛するようにあなたの隣り人を愛せよ。」(マタイ22:37-39)
聖書全体を要約すると?この聖句につきます。以上!!
また真理を知るであろう。そして真理は、あなたがたに自由を得させるであろう。(ヨハネ8:32)
真理とは、イエス・キリストの御言葉。新約時代の律法、法律です。
法があると、「守らなきゃ!」とか「拘束される!」というイメージがあるかもしれないですが、
交通ルールがあるからこそ皆が安全に事故なく運転できるように、
法があってこそ、人は真の自由を得るのです。
こんな感じで、御言葉を教えていました。
また、病気の人も癒して上げました。
イエス・キリストには多くの人がついて行きましたが、反対する人たちも多くいました。
特に律法学者とパリサイ人たち。(パリサイ人とは?追って紹介。。)
また、イエス・キリストの弟子12人(12弟子)の中にユダと言う人がいましたが、
そのユダがイエス・キリストを裏切り、イエス・キリストは十字架にかけられてしまいます。
しかし、その3日後、イエス・キリストの霊が蘇り、弟子たちに会って昇天していきます。
大まかに言うと、そのようなことが四大福音書には書かれています。
◉使徒行伝
使徒行伝は、イエス・キリストが死んだ後の話です。
上にも書きましたが、イエス・キリストが蘇り3日後昇天します。
そして、このように言います。
聖霊があなたがたにくだる時、あなたがたは力を受けて、エルサレム、ユダヤ、サマリヤの全土、さらに地のはてまで、わたしの証人となるであろう。(1:8)
そして、ここから弟子たちがイエス・キリストを伝えまくります。
エルサレムで伝え、ユダヤで伝え、サマリヤ、そしてローマへ・・。
そしてこの使徒行伝1:8の御言葉が現実になるのです。。
使徒行伝に出てくる有名人物といえば「パウロ」。
もとの名前は「サウロ」でした。
サウロは、もともとユダヤ人でイエス・キリストを信じる人たちを殺していました。😱😱😱
さてサウロは、なおも主の弟子たちに対する脅迫、殺害の息をはずませながら(9:1)
そんな、サウロにミラクルが起こり、イエス・キリストを信じるようになります。
(詳細は使徒行伝9章を読んでみてね!)
そして、ここからパウロ(サウロ)がガンガンイエス・キリストを伝えまくります。
使徒行伝は、最後パウロがローマに着いて終わりになります。
(パウロは、このあとローマで殉教しますが、殉教については使徒行伝に書かれていないですね。)
◉色々な手紙
ここからは、様々な手紙が続きます。
手紙を見ると「〜への手紙」と「〜の手紙」の二種類あることがわかりますが、
「〜への手紙」の方はパウロが書いた手紙です。
(1)「〜への手紙」について
「〜への手紙」は、パウロがあちこちでイエス・キリストを伝える中で信徒たちに書きました。
使徒行伝を見ると、パウロが死と隣り合わせになりながら
命をかけてイエス・キリストを伝えたので、
そういう背景をわかって手紙を見ると、なんだか心に来るものがあります。
・ローマ人への手紙
・コリント人への第一の手紙
・コリント人への第二の手紙
・ガラテヤ人への手紙
・エペソ人への手紙
・ピリピ人への手紙
・コロサイ人への手紙
・テサロニケ人への第一の手紙
・テサロニケ人への第二の手紙
・テモテへの第一の手紙
・テモテへの第二の手紙
・テトスへの手紙
・ピレモンへの手紙
・ヘブル人への手紙
(2)「〜の手紙」について
ここでは、著者と有名な聖句をご紹介します。
・ヤコブの手紙
ヤコブとは誰なのか。諸説ありますが、「イエス・キリストの兄弟ヤコブ」が一番有力説なようです。
だから、すべての汚れや、はなはだしい悪を捨て去って、心に植え付けられている御言を、すなおに受け入れなさい。御言には、あなたがたの魂を救う力がある。そして、御言葉を行う人になりなさい。(1:21-22)
御言葉を行うことを熱心に勧めておりますね。
・ペテロの手紙
第一と第二と二つあります。これは、元漁師の使徒ペテロが書いたと言われています。ペテロは、殉教により死んでしまいますが(聖書には記載がないですが)、キリストと同じ十字架ではキリストに申し訳ないと言って、逆さ十字架によって殉教したことは有名な話です。
(信仰を反対する人たちに対して)しかし、やさしく、慎み深く、明らかな良心をもって、弁明しなさい。そうすれば、あなたがたがキリストにあって営んでいる良い生活をそしる人々も、そのように罵ったことを恥じいるであろう。(2:16)
・ヨハネの手紙
これも第一、第二、第三があります。これは、使徒ヨハネが書いたと言われています。使徒の中で唯一殉教で死なず、寿命を全うしたレアキャラです。新約聖書の黙示録を書いたのも、このヨハネです。
わたしたちが愛し合うのは、神がまずわたしたちを愛して下さったからである。「神を愛している」と言いながら兄弟を憎む者は、偽り者である。現に見ている兄弟を愛さない者は、目に見えない神を愛することはできない。神を愛する者は、兄弟をも愛すべきである。(4:19−21)
「神様を愛すること」、「人々を愛すること」について説いています。
・ユダの手紙
聖書で「ユダ」といえば、イエス・キリストを裏切ったイスカリオテのユダの印象が強いですが、ここのユダはその人ではありません。これも諸説ありですが、一番有力説は、イエス・キリストの兄弟のユダと言われています。イエス、ヤコブ、ユダなど、当時はポピューラな名前で同じ名前がたくさんいました。
しかし、愛する者たちよ。あなたがたは、最も神聖な信仰の上に自らを築き上げ、聖霊によって祈り、神の愛の中に自らを保ち、永遠のいのちを目あてとして、わたしたちの主イエス・キリストのあわれみを待ち望みなさい。(20-21)
◉ヨハネの黙示録
ヨハネの黙示録。聖書の最後、最難関?最難解?な箇所です。
書いたのは、使徒ヨハネ。イエス・キリストを信じることが罪とされ、
煮えたぎる油の釜に放り込まれ、パトモス島に島流しにされてしまいましたが、
その時に書かれたものです。
(引用:ZenTech)
パトモス島には、使徒ヨハネにちなんで神学者聖ヨハネ修道院や
ヨハネが黙示録の啓示を受けたと言われている洞窟があるようです。
(奥に見えるのが神学者聖ヨハネ修道院)
引用:Wikipedia
(ヨハネが黙示録の啓示を受けたと言われている洞窟)
引用:egean trails
4000年間の旧約聖書、2000年間の新約聖書、
そしてその後1000年の時代が始まると言われていますが、
非常に意味深ですね。
彼らは神とキリストとの祭司となり、キリストと共に千年の間、支配する。(20:6)
そして、キリストが再び来ると言って、新約聖書は終わります。
これらのことをあかしするかたが仰せになる、「しかり、わたしはすぐに来る」。アァメン、主イエスよ、きたりませ。(22:20)
以上、新約聖書全体の要約でした〜。