みなさん、こんにちは。キリスト教福音宣教会のChihiroです。
テトスへの手紙です。
テトスって誰?
テトスは、ギリシャ人クリスチャンでした(ガラテヤ2:3)。
パウロは、テトスをクレテ(クレタ島)という島に送り、そこで信仰の指導にあたるように指示しました(1:5)。
このクレテという場所は、港町だったので栄えていたのですが、同時に裏切り、暴力、性的堕落に満ちていた場所だったようです。
1:11に「クレテ人は嘘つき」とありますが、これはエピメニデスと言う哲学者が言った言葉です。
そして、面白いのは、エピメニデス自信がクレテ出身、クレテ人だったと言うこと。
クレテ人のエピメニデスが「クレテ人は嘘つきだ。」と言うなら、「クレテ人は嘘つきだ。」と言う言葉は嘘である。
すなわち、「クレテ人は誠実だ。」と言うこと。
クレテ人は誠実ならば、クレテ人のエピメニデスが言った「クレテ人は嘘つきだ。」と言う言葉は正しいと言うこと。
と、ぐるぐる回っていく。
これを「クレテ人のパラドックス」と言うそうです。
まあ、聖書とは関係ないのですが。雑学でした。
話を戻すと、パウロはテトスにクレテ島での信仰の指導というミッションを託しました。
何が書いてある?
テトスがクレテ人たちにどのように指導するべきか、クレテ人たちがどうあるべきかを話しています。
老人たちは自らを制し、謹厳で、慎み深くし、また、信仰と愛と忍耐において健全であるように勧め、年老いた女たちにも、同じようにたち居振る舞いをうやうやしくし、人をそしったり、大酒の奴隷になったりせず、良いことを教える者となるように勧めなさい。(2:1-3)
そうすれば、若い人たちによく教えることになり、キリストの教えも批判されないと言っています。
また、
誰もそしらず、争わず、寛容であって、全ての人に対してどこまでも柔和な態度を示すべきことを思い出させなさい。(3:1)
そんなこんなで、後から応援(アルテマスとテキコ)も送るよ。
恵が、あなたがた一堂にあるように。
アーメン。
以上、テトスへの手紙でした〜。