みなさん、こんにちは。キリスト教福音宣教会のChihiroです。
次は、ピリピ人への手紙です。
前回のエペソ人への手紙でも書きましたが、パウロがローマの獄で書いた手紙(獄中書簡)が4つあり、
ピリピ人への手紙もその中の一つです。
(獄中書簡:エペソ人への手紙、ピリピ人への手紙、コロサイ人への手紙、ピレモン人への手紙)
ピリピってどこ?
場所は上地図の通りです。
古代マケドニア王国のあったローマの植民地でした。退役軍人がたくさん住んでいたようで、それは言い換えれば愛国主義者が多いところでもありました。
そのため、「イエスが我々の王だ」と言うと、非常に多くの反感を買ったそうです。
しかし、パウロは熱心に御言葉を伝え、ピリピが東ヨーロッパで初の教会となりました(使16:12)。
また、手紙にもピリピの人たちが、パウロが福音を伝えた際には熱心にパウロを助けたことが書かれています。
ピリピの人たちよ。あなたがたも知っているとおり、わたしが福音を宣伝し始めたころ、マケドニアから出かけて行った時、物のやりとりをしてわたしの働きに参加した教会は、あなたがたのほかには全く無かった。(4:15)
パウロにとっても大変思い入れの深い地域だったことでしょう。
何が書いてある?
そんなピリピ人への手紙ですが、内容としては、パウロが獄に入れられた艱難の中で、ピリピの人たちを励まし、教え、希望を与える内容になっています。
わたしの愛する者たちよ。そういうわけだから、あなたがたがいつも従順であったように、わたしが一緒にいる時だけでなく、いない今は、いっそう従順でいて、恐れおののいて自分の救いの達成に努めなさい。(2:12)
あなたがたは、主にあっていつも喜びなさい。繰り返して言うが、喜びなさい。あなたがたの寛容を、みんなの人に示しなさい。主は近い。何事も思い煩ってはならない。ただ、事ごとに、感謝を持って祈りと願いをささげ、あなたがたの求めるところを神に申し上げるがよい(4:7)