聖書要約〜マタイによる福音書〜

みなさん、こんにちは。キリスト教福音宣教会のChihiroです。

新約聖書を開くと、4つの福音書が続いて行きます。

まず、一つ目。マタイによる福音書

 

人は大抵、本を手に取ると最初から読もうとするので(そりゃそうだ)、

マタイによる福音書は4つの中で一番読まれている(読もうとされている?)本だと思います。

説教で引用されることも、やはり多いです。

 

 

◉マタイとは?

マタイは、取税人でした。税金を回収する人です。

 

当時、取税人は嫌われていました。

当時のイスラエルは、ローマに支配されていたのですが、

人々から集めた税金はローマに納めなければなりませんでした。

取税人たちは、ユダヤ人でありながらローマのために働く裏切り者のような存在でもあり、

また、ローマの力を借りて余分に税金を集めては着服するという不正も横行していたため、

ユダヤの中で嫌われていたのです。

 

そんなマタイさんイエス様についていくのは、マタイ9:9のところ。

さて、イエスはそこから進んで行かれ、マタイという人が収税所にすわっているのをみて、「わたしにしたがってきなさい」と言われた。する彼は立ち上がって、イエスに従った。(マタイ9:9)

 

聖書あるあるですが、結構みんな2〜3行であっさり信徒になっているんですよね(笑)。

いや、色々経緯やら思いやらあるんですよ〜。人間だもの。byみつ○

省かれているのです。書ききれないのです。人間だもの。byみ○を

 

マタイさんは、頑張ってイエス様についていって十二使徒の一人になりました。(マタイ10:3)

 

 

◉何が書いてある?

マタイによる福音書の特徴は何と言っても「家系図」から始まることだと思います。

(家系図!寝ないで!!起きて!!(笑))

 

この家系図で何を言いたいかというと、

イエス・キリストは、アブラハムの子孫、ダビデの子孫なんだよ!!

と言いたいのです。

家系図が眠い方は、それを理解したら読み飛ばしましょう(笑)。

 

そして、イエス・キリストが生まれ、成長し・・。

30歳になると、御言葉を伝え始めます。有名な聖句を少しあげるとこんな感じ。

敵を愛し、迫害する者のために祈れ(5:43)

人をさばくな。自分がさばかれないためである。あなたがさばくそのさばきで、自分がさばかれ、あなたがたの量るそのはかりで、自分にも量り与えられるであろう。(7:1-2)

 

 

また、病気も治してあげます。

死んだ人まで生き返らせていて、「う〜む・・。信じがたい・・。」と思うかもしれませんが、

死んでミイラになった人を生き返らせたのではなく、死んだばかりの人を生き返らせました。

 

実際、イエス・キリストが生き返らせた人は、

ある女性(9:18)ラザロ(ヨハネ11~)の二人だけですね。

(ちなみに、旧約のザレパテの女の息子も死んで生き返る(列上17:17)が、聖書の中で肉体が死んで生き返ったのは、実はこの3人しかいないという・・。意外と少ない!?)

 

病気を治すと、イエス様は一躍有名人になり、ゾロゾロと人がついていきます。

そんなキリストに反対したのが、律法学者サドカイ人、パリサイ人などでした。

 

サドカイ人:サドカイという言葉は「ザドク(ツァドク)」からきています。ダビデに仕えた祭司の名前です(サム下15:24〜)。彼らは、エルサレム聖殿で動物の捧げ物を執り仕切る宗教的指導者でした。彼らは、奇跡や復活、御使い(天使)や霊を信じておらず(使徒23:8)、「個人の救い」よりも「国家を守ること」が大切でした。

パリサイ人:そんなサドカイ人に反発した人たちがパリサイ人です。パリサイとは、ヘブル語で「分裂」を意味します。祭司たちが権力を握ろうとする姿を見て、「堕落している」と批判し、自分たちは律法をしっかり守って、よくあろうとした人々です。そのように「清く生きよう」とする姿は民たちから尊敬されていました。

 

サドカイ人権力ゴリゴリパリサイ人律法ゴリゴリ・・。

 

“サドカイ人とか”
みんながイエス様について行ったら、自分たちが持っていた権力も自分たちが得ていた民からの尊敬も失われてしまう・・・。

 

そんな思いが邪魔をして、イエス様を良く思うことができず、揚げ足を取ってきます。

そんな中、イエス様についていく人もいたし、離れていく人もいましたが、

結局イエス様について行った人は、こんな人たちでした。

 

・病人や罪人:当時のユダヤ人の考え方としては、病気になるのは何らかの罪があるからだと考えていました。イエス様は、そんな病人たちを癒し、一緒に食事までしてあげ、ユダヤ人からしたら「何やっているんだ」という感じでした。

・サマリヤ人:もと北イスラエルの首都です。神様を信じるイスラエルの純血を汚した悪い奴らです。ユダヤ人から見れば、そういう人たちでした。サマリヤに住む女性がイエスキリストに会い、その女性がサマリヤに教えを伝えたのは有名ですね。

・ローマ人:当時、イスラエルはローマに支配されていました。ローマといえば、ユダヤ人に重税を課して支配してくる憎っき存在!!「ク〜、俺たちだって独立したいぜ!!」そんなローマ人の100人部隊の兵隊のリーダー、百卒長がイエス・キリストに「部下の病気を癒してほしい」と言ってきます。そして、キリストは癒してあげます。「何やってんだよ!!俺たちの憎っくきローマ人を癒してんじゃないよ!!」というユダヤ人の心の声・・。

・取税人:マタイが取税人でした。上にも書きましたが、民から集めた税金はローマに行ってしまうため、取税人はローマの手下的存在でありながら、金額を誤魔化して自分の懐を増やしていたので、ユダヤ人から嫌われていました。イエス様は、そんな取税人を弟子にしたり、一緒に食事したりしていました。

・娼婦:娼婦!!娼婦なんて!!娼婦なんて!!ユダヤの律法の中で最も憎むべき罪の一つでした。そんな罪を犯す人なんて!!しかし、イエス・キリストがそんな娼婦を救います。それが、マグダラのマリアなのです。自分が殺されそうなところをイエスに助けられ、マグダラのマリアはイエス・キリストを主と認め、最後の最後までついていきます。最後、キリストが復活した際にも一番最初に復活したキリストに会うのはマリアです。

 

いや〜、ユダヤ人の視点から見てみると、ヤバイ人ばっかり連れてる人ですね。

パリサイ人サドカイ人たちからの揚げ足もどんどんエスカレート・・。

「なんとかして殺してやろう」となり、そこに群衆心理も加わり、

結局イエス・キリストは裁判にかけられます。

 

その時の裁判官だったピラトはなんとかイエス・キリストを無罪にしようとするも、

人々は、イエス・キリストを十字架にかけるを求め、

イエス・キリストは十字架にかけられてしまいます。

 

そして、3日後・・。

キリストの霊がよみがえり、弟子たちに会いに行きます。

マタイによる福音書では、キリストの霊がよみがえった後のことは、

あまり書かれていないですね。

 

あなたがたに命じておいたいっさいのことを守るように教えよ。みよ、わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいるのである(28:20)

 

イエス・キリストは、弟子たちに自分が教えたことを守って

人々に教えるように伝えて、マタイの福音書は終わります。

 


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ABOUTこの記事をかいた人

はじめまして。私はキリスト教福音宣教会のChihiといいます。 大学院の終わり頃にキリスト教福音宣教会で聖書を学ぶようになりました。 私は、大学で言語学(英語)を専攻しており、聖書が欧米文化に大きな影響を与えていることから、聖書を勉強したいと思っていました。最初は普通の教会で学んでみましたが、よくわからず断念。。 キリスト教福音宣教会のバイブル・スタディは、聖書を基本中の基本から教えてくれて、わかりやすく、臨場感があり、とても感動!!そして、面白い!!&生活に役立つ!! 聖書は、当時の時代背景や文化背景、地名や人名が難しいですが、「千里の道も一歩から(?)」ということで、わかりやすく楽しく、1日2、3行〜1章程度ゆっくり書いていきます。