最後の預言者マラキまで来ました。
◉いつの人?
マラキは、イエス・キリストの登場400年前まで活躍します。
◉どんな人?
マラキとは、「私の使者」、「私の天使」という意味です。
上の図からも分かるように、旧約最後の預言者になります。
今まで十二小預言者を見てきましたが、
最初の9人は、いずれもバビロン捕囚前の人たちでした。
内容としては、いずれも
・偶像崇拝やめよう。
・神様信じよう。
・悔い改めないとバビロンが攻めてくる。
という内容でした。
そして、バビロン捕囚が起こり、人々が連れていかれ、エルサレム聖殿も壊されます。
その後、バビロンは、ペルシャに滅ぼされ・・・。
ペルシャ王クロスによって人々がイスラエルに戻り、聖殿を再建します。
そこで活躍したのが、ハガイとゼカリヤでした。
無事聖殿再建が完了した後、登場する最後の預言者がマラキです。
◉何が書いてある?
主は言われる。「わたしはあなたがたを愛した」と。ところがあなたがたは言う、「どんなふうにわれわれを愛されたか」。(1:2)
こんな聖句が冒頭にありますが・・。
なんだか現代人と似通ったところがあるようなきもしますね。
神→「神様は、あなたがたを愛している。」
人々→「え?神様っているの?」
みたいな・・。😱😱😱
当時の信仰は、だいぶ荒れていたことがわかります。
本来なら神様に捧げる動物は「全きもの」であるべきだったのですが、
傷があったり、足なえだったり、病気の動物だったり・・。
神様への感謝はどこへやら・・といった感じです。
しかし!!
見よ、わたしはわが使者をつかわす。彼はわたしの前に道を備える。またあなたがたが求める所の主は、たちまちその宮に来る。(3:1)
主が来るけれど、その道を備える使者が来るようです。
そして、キリストが来る日が次のように預言されています。
万軍の主は言われる、見よ、炉のように燃える日が来る。その時すべて高ぶる者と、悪を行う者とは、わらのようになる。その来る日は、彼らを焼き尽くして、根も枝も残さない。
しかしわが名を恐れるあなたがたには、義の太陽がのぼり、その翼には、いやす力を備えている。あなたがたは牛舎から出る仔牛のように外に出て、とびはねる。
また、あなたがたは悪人を踏みつけ、わたしが事を行う日に、彼らはあなたがたの足の裏の下にあって、灰のようになると、万軍の主は言われる(4:1-3)
しかし、キリストが来る前に、やはり誰かが来るようです。
次の聖句では預言者エリヤとも呼ばれています。
見よ、主の大いなる恐るべき日が来る前に、わたしは預言者エリヤをあなたがたにつかわす。(4:5)
そして、この400年後・・
イエス・キリストが誕生するのであった・・。
新約聖書へと続く・・。