みなさん、こんにちは。キリスト教福音宣教会のChihiroです。
ここでは新約聖書全体の流れを描いてみようと思います。
旧約最後の預言者マラキから400年が経過し、イエス・キリストが誕生しました。
◉四大福音書
四大福音書は、マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネ。4人の弟子がイエス・キリストについて書いています。
イエス・キリストは、イスラエルのベツレヘムで生まれ、ナザレで育ちました。
そして、30歳から御言葉を伝え始めます。また、病気の人も癒してあげました。
すると、多くの人たちがイエス・キリストを信じてついてきましたが、律法学者とパリサイ人たちが反対してきました。
そして、イエス・キリストの弟子の一人ユダがイエス・キリストを裏切り、イエス・キリストは十字架にかけられて死んでしまいます。
しかし、その3日後、イエス・キリストの霊が蘇り、弟子たちに会って40日間、御言葉を伝えます。
そして、昇天していきました。
以上が四大福音書の流れです。
◉使徒行伝
使徒行伝は、イエス・キリストが死んだ後の話です。
イエス・キリストの霊が蘇り、昇天する際にこのように言います。
聖霊があなたがたにくだる時、あなたがたは力を受けて、エルサレム、ユダヤ、サマリヤの全土、さらに地のはてまで、わたしの証人となるであろう。(1:8)
そして、ここから弟子たちがイエス・キリストを伝えまくります。
そして、イエス・キリストの御言葉は世界中に広がっていくのです。
使徒行伝に出てくる有名人物といえば「パウロ」。
もとの名前は「サウロ」でした。
サウロは、もともとユダヤ人でイエス・キリストを信じる人たちを殺していました(使9:1)。
そんな、サウロに奇跡が起こり、イエス・キリストを信じるようになります。
そして、ここからパウロ(サウロ)が伝道旅行(第一回、第二回、第三回)をしながらイエス・キリストを伝えまくるのです。
使徒行伝は、最後パウロがローマに着いて終わりになります。
(使徒行伝に書かれていませんが、パウロは、このあとローマで殉教します。)
◉色々な手紙
ここからは、使徒行伝に出てきたパウロ(サウロ)が伝道旅行中に書いた手紙と、キリストの弟子が書いた手紙になります。
(1)パウロ(サウロ)が伝道旅行中に書いた手紙
「〜への手紙」は、パウロが伝道旅行中に信徒たちに宛てて書きました。
[aside type=”boader”]「〜への手紙」
・ローマ人への手紙
・コリント人への第一の手紙
・コリント人への第二の手紙
・ガラテヤ人への手紙
・エペソ人への手紙
・ピリピ人への手紙
・コロサイ人への手紙
・テサロニケ人への第一の手紙
・テサロニケ人への第二の手紙
・テモテへの第一の手紙
・テモテへの第二の手紙
・テトスへの手紙
・ピレモンへの手紙
・ヘブル人への手紙[/aside]
(2)キリストの弟子が書いた手紙
・ヤコブの手紙
ヤコブとは誰なのか。諸説ありますが、「イエス・キリストの兄弟ヤコブ」が一番有力説なようです。
・ペテロの第一の手紙、第二の手紙
第一と第二と二つあります。これは、元漁師の使徒ペテロが書いたと言われています。ペテロは、殉教により死んでしまいますが(聖書には記載がないですが)、キリストと同じ十字架ではキリストに申し訳ないと言って、逆さ十字架によって殉教したことは有名な話です。
・ヨハネの第一の手紙、第二の手紙、第三の手紙
これも第一、第二、第三があります。これは、使徒ヨハネが書いたと言われています。使徒の中で唯一殉教で死なず、寿命を全うしたレア・キャラです。新約聖書の黙示録を書いたのも、このヨハネです。
・ユダの手紙
聖書で「ユダ」といえば、イエス・キリストを裏切ったイスカリオテのユダの印象が強いですが、ここのユダはその人ではありません。これも諸説ありですが、一番有力説は、イエス・キリストの兄弟のユダと言われています。イエス、ヤコブ、ユダなど、当時はポピューラな名前で同じ名前がたくさんいました。
ヨハネの黙示録。書いたのは、使徒ヨハネ。
イエス・キリストを信じることが罪とされ、パトモス島に島流しにされてしまいましたが、その時に書かれたものです。
(引用:ZenTech)
内容としては、ヨハネが霊界で見た現象について書かれており、意味深で少し怖い感じもします。
大きな内容としては、4000年間の旧約時代、2000年間の新約時代が終わった後、いくつかの裁きが起こったのちに、1000年の時代が始まると書かれています。
そして、キリストが再び来ると言って、新約聖書は終わります。
以上、新約聖書全体の要約でした〜。