箱舟から出たノアとノアの家族。
もう一度、ノア・ファミリーを復習。。
ノアには3人の子どもがいました。
セム、ハム、ヤペテ。
ノアの子どもであるこの3人から子が生まれ、
またさらにその子どもが生まれ・・と、
全地に子孫が広がっていきます。
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昔、言語学をやっていたので、ここで言語にまつわるちょっと面白い(?)話を。。
世界には、たくさんの言語がありますが、その中でも似ている言語があります。
例えば、日本語と韓国語。
日本語では「家族」を「かぞく」と言いますが、韓国では「カジョッ(ク)」と言い、
発音が似ている単語が多くあります。
それを「語族」(上の場合、日本語と韓国語は「同じ語族だ」)と言います。
英語とドイツ語も同じ語族です。
話を聖書に戻します。
ノアには、3人の子どもがいました。
セム、ハム、ヤペテ(しつこい)。
語族の種類にも、
「セム語族」、「ハム語族」、「ヤペテ語族」、「インド・ヨーロッパ語族」
というのがあります。(なぜか「ヤペテ語族」とは呼びません。)
それぞれ何語があるかというと、
セム語族:ヘブライ語、アラビア語など。
ハム語族:エジプト語、ベルベル語(北アフリカ)など。
インド・ヨーロッパ語族:英語、ヒンディー語、その他ヨーロッパ言語
こう呼ばれるようになったのは、
セムの子孫が、イスラエルやアラビア方面に住むようになったのではないか、
ハムの子孫が、エジプト方面に住むようになったのではないか、
ヤペテの子孫(ヤペテ語族とは言わないが)が、ヨーロッパ方面からインド方面に住むようになったのではないか、
と考えられたからです。
そうです!!
まさに「この三人(セム、ハム、ヤペテ)はノアの子らで、
全地の民は彼らから出て、広がったのである。」(創9:19)
聖書通りじゃん!!
すごい!!
となりたかったのですが、
なかなか「そうだ!」と言うほどまでは証拠が見つからず、
「セム語族」、「ハム語族」という言い方もやめて、
「アフロ・アジア語族」とまとめて呼ぶようになりましたとさ。。
以上、雑談でした。
どうであれ、セム、ハム、ヤペテの子孫は増えていき、
全地に広がっていったのです。
続く。
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