聖書について/日常生活

言葉と歴史(創世記9:18-19)

箱舟から出たノアとノアの家族。

もう一度、ノア・ファミリーを復習。。

 

ノアには3人の子どもがいました。

セム、ハム、ヤペテ。

ノアの子どもであるこの3人から子が生まれ、

またさらにその子どもが生まれ・・と、

全地に子孫が広がっていきます。

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昔、言語学をやっていたので、ここで言語にまつわるちょっと面白い(?)話を。。

世界には、たくさんの言語がありますが、その中でも似ている言語があります。

 

例えば、日本語と韓国語。

日本語では「家族」を「かぞく」と言いますが、韓国では「カジョッ(ク)」と言い、

発音が似ている単語が多くあります。

それを「語族」(上の場合、日本語と韓国語は「同じ語族だ」)と言います。

英語とドイツ語も同じ語族です。

 

話を聖書に戻します。

ノアには、3人の子どもがいました。

セム、ハム、ヤペテ(しつこい)

 

語族の種類にも、

「セム語族」、「ハム語族」、「ヤペテ語族」、「インド・ヨーロッパ語族」

というのがあります。(なぜか「ヤペテ語族」とは呼びません。)

 

それぞれ何語があるかというと、

セム語族:ヘブライ語、アラビア語など。

ハム語族:エジプト語、ベルベル語(北アフリカ)など。

インド・ヨーロッパ語族:英語、ヒンディー語、その他ヨーロッパ言語

 

こう呼ばれるようになったのは、

セムの子孫が、イスラエルやアラビア方面に住むようになったのではないか、

ハムの子孫が、エジプト方面に住むようになったのではないか、

ヤペテの子孫(ヤペテ語族とは言わないが)が、ヨーロッパ方面からインド方面に住むようになったのではないか、

と考えられたからです。

 

そうです!!

まさに「この三人(セム、ハム、ヤペテ)はノアの子らで、
全地の民は彼らから出て、広がったのである。」(創9:19)

 

聖書通りじゃん!!


すごい!!

 

となりたかったのですが、

なかなか「そうだ!」と言うほどまでは証拠が見つからず、

「セム語族」、「ハム語族」という言い方もやめて、

「アフロ・アジア語族」とまとめて呼ぶようになりましたとさ。。

 

以上、雑談でした。

どうであれ、セム、ハム、ヤペテの子孫は増えていき、

全地に広がっていったのです。

 

続く。

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