さて、聖書において「ノアの箱船」というのは、
重要なお話の一つなので、まとめコーナーを2つ設けたいと思います。
今回は、
「ノアまとめ①〜本当に洪水は起こったのか〜」
という話です。
これは、今まで様々な議論がされてきて、
「本当に洪水は起こった!!」
「いや、本当に洪水は起こってない!!」
という主張がなされてきました。
それでは、ちょっと聖句を見てみましょう〜。
「わたしは地の上に洪水を送って、命の息のある肉なるものを、
みな天の下から滅ぼし去る。
地にあるみのは、みな死に絶えるであろう。」(創6:17)
「水はまた、ますます地にみなぎり、天の下の高い山々は
皆おおわれた。」(創7:19)
う〜む。。
「皆滅びた=地球全体が滅びた
=地球上が全部水浸しになった!!」
というように書かかれていますねぇ。
(´Д` )「いや、地球全体に洪水が起こったんだよ。」
∑(゚Д゚)「いや、さすがにそれはないっしょ(なぜか北海道弁)。じゃあ、その水ってさ、どこから来たの?」
(´Д` )「え・・。いや、きっと神様が降らせたんだよ!」
∑(゚Д゚)「じゃあ、その水はどこに消えたの?今は、全部の陸が海に覆われてないよ。」
(´Д` )「え・・。う〜む。もう信じればいいんだよ!」
∑(゚Д゚)「ええ〜〜!!!なんやねん!!!」
結論を言ってしまうと、
現実問題、「全世界が洪水に見舞われた!!」というのは、
難しいようです。
それでは、ちょっと具体的に見ていきましょう〜。
①水量の問題
全世界(地球全体)が洪水に見舞われるためには、
なんと!!
現在の地球上の海水の約8倍の水!
が必要だそうです!!(どんだけ〜!!∑(゚Д゚)!!)
その水は、どっから来てどこに消えたねん!!(似非関西弁!?)
②天気の問題
全世界に40日、雨が降るということは、
地球全体が雲に覆われ、
地球全体が同じような気圧になる必要があります。
が、それは気象学的上、無理なのだそうです。
ちなみに大陸大きめの国(ロシア、アメリカ等)といった国規模でさえ、
全国的に同じ天気になった!ということは、いままで一度もないそうです。
(へぇ〜、へぇ〜、へぇ〜・・・)
③地層の問題
全世界に同時に洪水が覆ったなら、
全世界の同じ時代の地層に洪水のあとがあるはずですね。
ないそうです!
はいっ。
他にもまだあるのですが、大きなところではそんな感じでしょうか。
少なくとも、「地球全体規模の洪水が起きた!」ということは、
なさそうです。
では、「ノアの洪水」は、本当に起こらなかった、
単なる作り話にすぎなかったのでしょうか。
いやいや、そうじゃないんです。
どういうことかと言いますとですね・・。
ノアの洪水は、いまから約4400年前のできごとなのです。
つまりですね、、。
当然今ほど科学も発達していなかったわけで、
地球が丸かったとか、
自分たちが普段住んでいる地域以外にも人がいる、国がある、
といったことさえも知らなかったわけです。
いや、そりゃそうじゃないですか〜!!∑(゚Д゚)
つまり、ノアにとっては、
「自分の住んでいるメソポタミア地域=全世界」
だったわけですよね。
ふむふむ。。納得。。
つまり、洪水は全世界に同時に起こったのではなく、
ノアの住んでいるメソポタミア地域で起こりましたとさ。
実際、その地域で、
ノアの箱船の一片ではないか?と思われる材料が出てきたり、
洪水の跡があったりしているそうです。
う〜む。。
考古学者とか面白そうですね。。
このように、
当時の時代背景をわかって理解することが、
大切なのです。
「聖書の預言はすべて、自分勝手に解釈すべきでないことを、
まず第一に知るべきである。」(ペテロ第二の手紙1:20)
ではでは、まとめ①はこの辺にて。。
また次回 m(_ _)m
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