みなさん、こんにちは。キリスト教福音宣教会のChihiroです。
ヨハネの黙示録です。
新約聖書要約にも書きましたが、ヨハネの黙示録は、使徒ヨハネがパトモス島で書きました。
イエス・キリストを信じることが罪とされ、パトモス島に島流しにされてしまったのです。
パトモス島には、使徒ヨハネにちなんで神学者聖ヨハネ修道院やヨハネが黙示録の啓示を受けたと言われている洞窟があるようです。
(奥に見えるのが神学者聖ヨハネ修道院)
引用:Wikipedia
(ヨハネが黙示録の啓示を受けたと言われている洞窟)
引用:egean trails
◉ストーリー
ヨハネの黙示録は、ヨハネが洞窟で深く祈っていると、霊の目が開かれて、そこで見た霊界の現象を書いています。
なんともファンタジー的で少し怖い感じもする文章が続きます。
教会によっては異端の書として扱われて読まれなかったり、読むことが禁じられたりしているそうです。
ましては、「読める」、「理解できる」と言ってしまえば異端扱いされたりもするそうです。
ここでは、大まかな流れを書いてみたいと思います。
(1)7つの教会への手紙(1〜3章)
始めにヨハネは、今でいうギリシャにあった7つの教会に手紙を送るように言われます。
引用:Wikipedia
そして、各教会ごとに「ここの部分はよくできた、ここはもっと治しなさい。」などの御言葉を送ります。
(2)7つの封印による裁き(6章)
そして天への栄光があった(4〜5章)後、7つの封印による裁きについて書かれており、地上の1/4が裁かれます。
(3)7つのラッパによる裁き(8章)
そしてその後、7つのラッパによる裁きについて書かれており、地上の1/3が裁かれます。
(4)7つの鉢による裁き(16章)
そして、その後さらに7つの鉢による裁きについて書かれており、全体が裁かれます。
このようにして、始めは「言葉」で裁き、次に実際の裁きを行い、それでも悟れなければもっと大きな裁きを行い、それでも悟れなければ霊魂の裁きが待っているという流れです。
「裁き」と聞くと怖いですが、英語で言うと「judgement」なので「審判」と言った方が正確に感じます。
要は「善」か「悪」か分けられる、審判を受けるという意味です。
なので、裁きは「善」を行えば怖いものではないのです。
(5)エルサレムの回復と再臨(19-22章)
最後にエルサレムが回復し、善を行った人たち、つまりはキリストを信じる者たちは、キリスト共に1000年間支配します。
そして、キリストが再び来ることを約束して黙示録は終わります。
参考:2020年1月5日主日「私が話してあげよう」