サラがとうとう死にました。
御歳127歳。(今と歳の数え方が同じだったかどうかは不明。)
サラは、ヘブロンで亡くなりました。
(地図上の矢印は気にしないでください。)

サラが死んで、アブラハムは本当に落胆し、悲しみ泣きました。
アブラハムは言いました。

ヘテ人(カナンの住民)は言いました。

あなたは我々のうちにいて、神のような人です。
我々の墓地の最も良い場所に葬りください。
その墓地を拒んで、あなたにその死人を葬らせない人は、
誰もいないでしょう。
「わが主よ!!」
アブラハムが「主」と呼ばれています。
しかも、「神のような方」だとまで言っていますね。
ヘテ人たちもアブラハムに神様が共にされていることを知っていたことがわかります!
アブラハムは立ち上がり、ヘテ人に礼をして言いました。

彼が持っているマクベラの洞穴を十分な代価で買わせてください。
エフロンは、ヘテ人たちの中に座っていました。

また、その中にある洞穴も差し上げます。
ヘテ人のみんなの前で差し上げます。
どうぞ、あなたの墓地として使ってください。


どれほどのことでしょう。お代は、頂かなくて結構です。
どうぞあなたの墓地として使ってください。
そこで、アブラハムは、エフロンの言葉に従い、
銀400シケルを支払いました。
こうして、エフロンの畑は、畑も洞穴も
畑の中やその周囲の境にある全ての木もみんな、
アブラハムのものになりました。
その後、アブラハムは、サラをマクベラの畑の洞穴に葬りました。
こうして、畑とその中にある洞穴は、アブラハムの所有となりました。
〜アブラハムの墓地の購入〜
アブラハムは、墓地をもらうこともできましたが、アブラハムは購入しました。
購入することで、完全にアブラハムのものになったのです。
その墓地は、サラだけでなく、アブラハム、ヤコブ、ヨセフも皆そこに葬られました。
アブラハムがその土地を購入することにより、象徴的にカナンの地が自分たちのものになったことなのです。
私の妻が死にました。
遺体を葬るため、どうか私の所有として墓地をください。