アブラハムは、妻のサラと愛息子イサクと、家族3人で楽しく過ごしていました。
そこに、神様が来られました。




まさに青天の霹靂!!
100歳になって生まれた息子を、どんなに幸せに思って過ごしたか。。
風が吹いたら飛んでいくのではないか。飛ばされはしないか。。
と思って大事に大事に育ててきました。。
それなのに、その息子の腹を裂いて、捧げ物にしなさいというのです。
アブラハムは、何も愚痴を言わず、明け方に2頭のろばに薪を載せて
連れて行きました。
時間が経つにつれて、心も苦しくなってきます。
一歩一歩進むごとに、息子と別れる時間、
自分の息子を自分の手で殺さなければならないという出来事が近づいてきます。。

神様は私に息子を下さったのに、どうして今は『捧げなさい』と言うのか?
本当に幸せだったのに。。)
ありとあらゆることが思い出されます。
しかし、アブラハムは黙って歩き続けました。
そして、山が見える所に来て、神様が指示した山を見ました。
(イサクを見てしまえば、自分の心があまりに苦しくなってしまう。。)
アブラハムは、召使いたちに指示をしました。

ここで待ちなさい。
私とイサクは、神様に捧げ物を捧げて、戻ってくるから。。
アブラハムは、燔祭の薪を取って、イサクに背負わせ、
手に火と刃物をとって、二人一緒に行きました。




こうして二人は一緒に進んで行きました。
(続く)