ある日、ヤコブがあつものを煮ていると、
エサウは、お腹をすかせて疲れて、外から帰ってきました。

お腹が減った。。お願いだ。赤いもの、その赤いものを私に食べさせてくれ。。

ただではあげられないよ。

わかった。じゃあ、何をあげればよいのか。
ヤコブは、いつも「長子権」のことを考えていたので、
(なんとか長子権が自分のものにならないだろうか・・)
冗談のように話しながら、本音を話しました。

私に長子の特権をくれるなら、このあつものを兄さんにもあげるよ。
エサウは長子権の価値を知らず、
次男としての苦しいことを経験していなかったので、
とりあえず食べる事だけを考えて、答えてしまいました。

私は腹が減って死にそうなんだ。長子の特権なんて何になろうか。

まずは、私に誓って約束してください。

わかった。長子の特権は、お前にやるよ。
そうして、エサウは、長子の特権をヤコブに売ってしまいました!
ヤコブは、パンとレンズ豆のあつものをエサウにあげたので、
エサウは、飲み食いして去って行きました。
エサウは、長子の特権を軽んじてしまったのです。。
こうして、ヤコブは、長子権を得たのでした。
兄エサウを出し抜いて、長子権を得たお話。。
(出し抜きエピソードその1でした。)
画像:https://www.jw.org/en/library/books/bible-stories-lessons/3/jacob-esau-inheritance/