婿には理解されなれないまま、ロトは戻ってきました。
旅人たちは続けて言いました。

ロトは、ためらっていましたが
(そりゃそうですよ!いきなり火の雨が降るとか言われても。)
旅人たち(天使)は、叫びながら手をつないで引っ張って、
ロトの家族たちをみんな連れて城の外まで行きました。
また、ロトは、神様が愛するアブラハムが愛する人でもあるから、
神様がそのことをわかって、ロト達を旅人の手によって導き出したのです。
旅人は、言いました。

低地に立ち止まってはならない。
行く途中、後ろを振り向いたり、立ち止まったりしたら、
命を保つことはできません。
あそこに見える山まで、後ろを振り向かないで
最後まで行かなければなりません。
この町を見たいなら、その山まで行ってから見てください。
見て、驚いて倒れないようにしてください。
ロトは言いました。

私は、あなた(神様)の前に恵みを得ました。
私の命を救ってくださって、慈しみを施してくださった。
しかし、私は山まで逃げることができません。。
あの町。。逃げて行くには近く、小さい町です。
どうかそこに逃げさせてください。そうすれば、私の命はきっと助かる。。
旅人は言いました。


こうして、ロトは、自分の妻と二人の娘とともに、
ソドム・ゴモラからゾアルへ逃げて行きました。(※上地図の青矢印参照)
そして、ロトたちがゾアルに着いた時、日が出てきました。
「早くこの土地を出て行きなさい!もう夜が明けている。
私たちはこれ以上ためらうことはできない。」