今までのロトのストーリーの中で一つ興味深いごとがあるので
今日は、それを取り上げてみたいと思います。
ロトは、旅人を通してソドムとゴモラの地に裁きが起こることを知り、裁きを免れ、
ソドムとゴモラの人達は、この後裁かれてしまいます。
「ロト(その家族も含む)」と「ソドムとゴモラの人達」の違いは、
一体何でしょうか?
ここで興味深いなと思うのは、どの登場人物も「普段通りの生活をしている」ことです。
[aside type=”boader”]◉ロト:ロトは、普段から神様を愛し、また人々を神様の息子、娘だと思って接していました。
自分の利益を求めず、ただ神様を愛して人々にも奉仕して生きることが、幸せだと思ってやっていました。結局、普段からそのように生きて来た結果、旅人に出会い、ソドムとゴモラの裁きからも逃れられるようになりました。[/aside]
[aside type=”boader”]◉アブラハム:アブラハムもロトと同様でした。普段から神様を愛し、人を愛する人でした。(https://thefunniestbiblelab.com/2019/09/181-8/.html)
いや、アブラハムがこのような性格だったから、ロトもそうだったのでしょうね。
ロトがアブラハムから学んだのです。もともと一緒に生活していましたね。
(https://thefunniestbiblelab.com/2019/08/138-18/.html)[/aside]
[aside type=”boader”]◉ソドム・ゴモラの人:普段から外から来る人たちを騙してお金をぼったくったり、盗んだりしていました。また、ロトの言うことを聞かないで、旅人に害を加えようとしながらも、しまいにはロトに害を加えようとし、騒ぎを起こして、血気を出していましたね。普段からそのように生きていたのがソドムとゴモラの人でした。[/aside]
結局、人は「普段どう生きるか」で運命が大きく左右されるのだなということがわかります。。
ちょっと時代はとんで、『新約の時代』にも、
普段から良く生きたことで大きなチャンスを掴んだ人物がいます。
ペテロでした。ペテロは漁師でした。
ペテロが最初にイエス様に会ったのは、釣りをしていたものの、なかなか魚が釣れない時でした。
[voice icon=”https://thefunniestbiblelab.com/wp-content/uploads/2019/09/necchusyou_face_boy4.png” name=“ペテロ” type=”l”]ああ、まったく。今日は魚が釣れない。どうしたものか。[/voice]
物事がうまくいかず、自分も疲れ、イライラしていたところ、30代前半の青年がやって来ました。
[voice icon=”https://thefunniestbiblelab.com/wp-content/uploads/2019/09/nigaoe_jesus_christ.png” name=“イエス様” type=”l”]舟を貸してくれませんか?[/voice]
[voice icon=”https://thefunniestbiblelab.com/wp-content/uploads/2019/09/necchusyou_face_boy4.png” name=“ペテロ” type=”l”]兄ちゃん、何言うてんねん!!この舟がどんだけ大事だと思ってんねん。
いいか?この船はなぁ、俺の人生がかかってんねん。生活がかかってんねん。
ちっ。今日も魚取れなかった。。こっちは疲れてんだ。さっさと行っておくれ。
いいですよ。[/voice]
そう言って舟を貸した相手は、イエス様でした。
漕ぎ方も知らないイエス様を一人で船に乗せるわけにもいかず、
ペテロはイエス様を船に乗せました。
イエス様は、船から御言葉を伝えました。
ペテロは、イエス様の話をイエス様のすぐ足元で聞きました。
イエス様が何者かも知らず、たまたま会った青年(イエス様)に良くしたペテロは、
誰よりもイエス様の近くで話を聞くようになったのです。
「人生とは、何なのか。」
「愛とは、何なのか。」
「人は生まれ、死んだらどこに行くのか。」
毎日、同じ日々の繰り返しに虚しさを感じていたペテロは、
イエス様の話を聞きながら心に触れるものがありました。
イエス様の話が終わると、ペテロは聞きました。
[voice icon=”https://thefunniestbiblelab.com/wp-content/uploads/2019/09/necchusyou_face_boy4.png” name=“ペテロ” type=”l”]今日は、魚が取れませんでした。[/voice]
[voice icon=”https://thefunniestbiblelab.com/wp-content/uploads/2019/09/nigaoe_jesus_christ.png” name=“イエス様” type=”l”]深いところに行って、網を降ろしなさい。[/voice]
[voice icon=”https://thefunniestbiblelab.com/wp-content/uploads/2019/09/necchusyou_face_boy4.png” name=“ペテロ” type=”l”]夜通しやって取れなかったんだ!素人が何言ってる!
確かに夜通しやっても取れませんでした。でも、あなたがそうおっしゃるならやってみましょう。[/voice]
そう言って、行ったところ、網が張り裂けんばかりの魚が取れました。
その後、ペテロは、イエス様について行き、一番弟子となって
人生の最後までイエス様について行きました。。
人は、疲れていたとき、ヤケになりたい時、自暴自棄したい時、
人に良く接すると言うのは、難しいことです。
しかし、そのような時でも、見ず知らずの人に大切な舟を貸すことができたのは、
普段からそのように生きていたからであり、
そのような生き方をしていたからこそ、イエス様に出会うきっかけを掴むことができました。
では、私たちは、普段どう生きるべきでしょうか。
実は、聖書には確かに色々なことが書いてありつつも、
同時に一貫して同じことを言っています。
新約聖書の中である弟子がイエス様に
「律法の中で、どの戒めが一番大切ですか?」と質問します。
(イエス様の教えの中で、一番大切なのは何ですか?と言うことですね。)
イエス様は、一番大切な戒めとして2つの御言葉を挙げました。
①心をつくし、精神をつくし、思いをつくして、主なるあなたの神を愛せよ。
②自分を愛するようにあなたの隣り人を愛せよ。
まとめると、
①神様を愛すること
②あなたのすぐ隣にいる人を愛すること
でした。
確かにアブラハムやロトの生を見ても、そのように生きることで
裁きを免れ、祝福を得て生きたのだなと思いました。
ちゃんちゃん。