ここで今日は、「リベカ」という人物に注目してみたいと思います。
アブラハム→イサク→ヤコブ・・と歴史は続いていくので、
「リベカ」自身は「神様の歴史の中心人物」ではないのですが、
神様の計画(御心)を成すために、様々動いていることが非常に多い不思議な人物です。
それでは、リベカがしたことを、改めて振り返ってみたいと思います。
◉リベカがしたこと
エサウ(兄)がイサク(父)から長男として祝福(遺産相続)を受けることになりますが、
それをエサウ(兄)ではなくヤコブ(弟)が受けるように、リベカ(母)が働きかけます。
一昨日のブログですが、ヤコブ(弟)の嫁探しの際にも
リベカが重要な役割を果たしていましたね。
◉では、なぜリベカは、このようなことを行なったのでしょうか?
理由は様々ありますが・・
一言でいうと、
「神様の御心を知っていたから」です。
リベカは、エサウよりもヤコブを愛していました。
これは、リベカにとってヤコブの方が自分と合うから、
ヤコブの方が自分に優しくしてくれるから、というリベカ自身の感情ではありません。
リベカは、子供(エサウとヤコブ)を生む時に、啓示を受けました。
それを通して、リベカは、
「神様の計画は、ヤコブを通して成されていく」ということを悟っていたのです。
リベカは、「神様が誰を通して働こうとしているのか」ということを悟っていたからこそ、
神様は、リベカを通して働かれたし、リベカも神様の御心通りになるようにサポートしたのですね。
まさに、「内助の功」というわけです。
[aside type=”boader”]※内助の功とは?
家庭において、「夫の外部での働きを支える妻の功績」のことを言います。
リベカの場合、神様が夫、リベカが妻の役割を果たしています。また、「②ヤコブの嫁探し」においては、リベカが神様を内助すると同時にイサク(夫)を内助していますね。すごい!![/aside]
◉では、神様がよく用いたいと思う人は、どんな人でしょうか?
①純潔な人
すなわち、神様から見て「清い」こと。「従順」であることです。
創24:16にこんな聖句があります。
[aside type=”boader”]その娘(リベカ)は非常に美しく、男を知らぬ処女で会った。彼女が泉に降りて、水がめを満たし、上がってきた時、[/aside]
「処女」というのは、生物学的に男を知らなかったという意味もあるんですけど。
それだけではなく、神様が見る時に、彼女の心と行いが純潔だったという意味なのです。
言い換えれば、それは、神様の御言葉に絶対従順する人だったということがわかります。
②平和を作り出す人
マタイ5:9にこんな聖句があります。
[aside type=”boader”]平和をつくり出す人たちは、さいわいである。彼らは神の子と呼ばれるであろう。[/aside]
「平和をつくり出す人」、「人と人との間を愛し合えるようにする人」
神様は、そのような人を大きく見られます。
なぜかというと、「私たちが一つになってこそ、神様の御心がなされるから」なのです。
う〜ん、深いっ!!
逆を言えば、どんなに頑張って条件を立てても、一つにならなければ御心はなされないのです。
それほど「平和がなされる」、「兄弟愛」、「一つになる」ということが大きいのですね。。
以上、リベカについてでした。
参考:初信者向け礼拝「ヤコブの母リベカ〜神様は擬人を通して働かれる」、「ヤコブの受けた祝福の秘訣」