みなさん、こんにちは。キリスト教福音宣教会のChihiroです。
レビ記のお祭りシリーズ第四弾です。
23章には以下の7つのお祭りについて書かれていますが、前回に引き続いて今回は⑤〜⑦について書きます。
[aside type=”boader”]①過越の祭り(23:4-5)
②種なしパンの祭り(23:6-8)
③初穂の祭り(23:9-14)
④五旬節(23:15-22)
⑤ラッパの祭り(23:23-25)
⑥贖罪の日(23:26-32)
⑦仮庵の祭り(23:33-43)[/aside]
まず、⑤〜⑦はお祭りとして繋がっており、第7月に行われます(我々のカレンダーでは9月〜10月)。なので、前回は「ユダヤ人春のお祭りシリーズ」でしたが、今回は「ユダヤ人秋のお祭りシリーズ」になります。
⑤ラッパの祭り:祭りの名前の通り、ラッパが吹かれます。もちろん今の時代の楽器のような金管ではありません。角笛といった方が近いでしょう。ラッパというのは、いつも人々に何かを知らせる・指示する役割をしますが、このラッパの音で神の恵みと罪の悔い改めを人々に思い出させ、10日後に控える「贖罪の日」へと導いてくれます。
引用:シオンとの架け橋
現代でもこのお祭りは守られているようです。もちろん角笛も鳴らすようです。この日はユダヤ暦で新年となるので、日本の年賀状にあたるものを送ったり、新年の特別な食事(りんごと蜂蜜など)をして過ごすようです。
⑥贖罪の日:前に少し書いた「贖罪の日、ヨム・キプール」です。聖書には、断食をし火祭をして、神様に罪の許しを乞う日と書いてあります。今現代でもユダヤ人たちは、この日を守っているようです。詳しくは、前に書いた記事をご覧ください。
そして、5日後には次のお祭り、「仮庵の祭り」が控えています。
⑦仮庵の祭り:仮庵の祭りです。聖書には、燔祭、素祭など他諸々を捧げるように書いてあります。仮庵とは、テントのようなものです(下写真参照)。出エジプトでイスラエル民族が仮庵に住んでいたようで、そのことを子孫代々に知らせるためにこのお祭りを行うようです(レビ23:42-43)。
引用:日本イスラエル親善協会
また、秋=収穫の季節に行われるため、収穫祭の一つとしても行われています。レビ記の頃から収穫祭の意味合いがあったのか、現代に至るまでの間に収穫祭の意味合いができたのかはわかりませんが、レビ記の仮庵の祭りの部分にも収穫を捧げる規定が色々書いてありますね(レビ23:37-41)。
現代では、上の写真のテントのような仮庵で食事をして楽しく過ごすようです。
以上、⑤〜⑦、秋のイベントでした。
参考:(現代の祝祭の過ごし方について)
・日本イスラエル親善協会
・スカースデール村から
・シオンとの架け橋