みなさん、こんにちは。キリスト教福音宣教会のChihiroです。
先日Youtubeラジオ(リンクはこちら)で、レビ記13章、14章に触れたので、ラジオで伝えきれなかった部分をブログで書こうと思います。
ラジオでは、マタイによる福音書8章1-4節を読んだのですが、そこで重い皮膚病の人が出てきます。
レビ記13章では「重い皮膚病の診察」に関して、14章では「重い皮膚病が完治したらどうするのか」、が書かれているので、そのことについて書いてみようと思います。
13章では「重い皮膚病の診察」について書かれています。
当時は、祭司が診察をしていました。
様々な宗教的儀式を執り行うだけでなく、今でいう医者の役割を果たしていたのですね。
お疲れ様です(笑)。
当時は、下の3つの症状が見られた場合に「重い皮膚病」と診断されました。
(1)白く腫れる、(2)患部の毛が白く変化する、(3)患部が皮膚より深く見える
このうちの1つ、または2つの症状が見られる場合は、「保留」となり、7日後にまた祭司に見せて診断を受けていました。
これらのチェック項目に基づき、
①腫(はれ)、吹出物、または光る所ができた場合
②生肉が見える場合(他の訳では「ただれ」と書かれています)
③腫物
④火傷がある場合
⑤疥癬(かいせん)の場合(ダニの寄生のようです汗)
④白せんの場合(カビによって生じる伝染病)
⑤はげの場合
どういう時に「重い皮膚病」とされるのか、が書かれています。
そして、「重い皮膚病」と診断されると、どうしなければならないのか。
「衣服を裂き、その頭を現し、その口ひげをおおって(45節)」
これは本当に文字通り行ったかは不明ですが、「衣服を裂き」という表現はたまに聖書に出てくる表現で、怒りや悲しみを表す時に使われます。
なので、病気になったことを深く嘆き悲しみ、自分自身が「汚れた者」と大声で叫んで、隔離されて生活しなければなりませんでした。
なかなか辛い生活を強いられていたようです。
周りに病気を移して感染を広げない、という目的もあったと思います。
重い皮膚病の後は、「衣類についたかび」について書かれています。
衣類にかびが生じた場合、当時は火で焼いていたようです。
以上、レビ記13章でした。