十二小預言者2人目、ヨエルです。
◉いつの人?
十二小預言者の中では、一番早い時期の預言者であることがわかります。
聖書にも書いてある通り、「ベエトルの子」という情報以外はなく、
それ以上のことはわかっていないようです。
◉何が書いてある?
ヨエル書は、「イナゴによる裁き」によって始まります。
ちょっとマニアックですが、全部で4つのイナゴの種類が出てきます。
・「かみ喰らういなご」
イナゴというよりは、今でいうバッタのようです。幼虫がイチジクやオリーブなどの果樹の葉を食べて被害をもたらすようです。
・「群がるいなご」
貪食で最も壊滅的な被害を与えるようです。強い増殖力が特徴のようです。
・「とびいなご」
草を食い切るバッタの幼虫のようです。
・「滅ぼすいなご」
ある種のバッタ、その幼虫のようです。やはり、これも食い荒らすようです。
「聖書なんてどうせ神話でしょ?」と思っている人もいるかもしれませんが、
このいなごの大量発生というのはアラブ地域で今でも起こっているそうです。😱😱😱
おそろしい・・。(地理的に起こりやすいのでしょうかね。)
また、穀物を食い尽くすと聞いて、
「穀物がなければ、佃煮にでもして食べちゃえばいいじゃん!」と思いましたが、
大量発生し群体になると、特殊なホルモンにより茶色の硬いイナゴへと変わるようで、
食べられないそうです。😱😱😱
話をヨエル書に戻しますが、
神様がエルサレムを裁くことを「いなごの災害」表しています。
これが本当に「いなごの災害」なのか象徴的にそう言っているのかは不明です。
もし、民が罪を悔い改めないなら、敵軍によって滅ぼされると警告していますが、
もし、再び神様を信じるなら、国は栄え、再び祝福を与えると言っています。
主は言われる。
「今からでも、あなた方は心をつくし、断食と嘆きと、悲しみをもってわたしに帰れ。
あなたがは衣服ではなく、心を裂け。」
主は恵みがあり、あわれみがあり、怒ることがおそく、
いつくしみが豊で、災いを思いかえされるからである。(2:1-13)
3章しかなく、短いので読んでみてね。