さて、四大預言者が終わり、十二小預言者に入ります。
トップバッターは、ホセアです。
◉いつの人?

アッシリア捕囚前からアッシリア捕囚にかけての人であることが分かります。
ふむふむ。。
◉どんな人?
ホセアさん。名前の意味は「救い」という意味です。
出身は偶像崇拝の蔓延る北イスラエル。しかし、活動は南ユダでしたようです。
ホセア預言者はいろんな人が結婚しようと言っても結婚しないでいました。
そして、神様から淫行の妻と結婚するように言われ、ゴメルという娼婦と結婚します。
子どもは3人いました。
一人は、「エズレル」。意味は「イスラエルの家を滅ぼす」です。
もう一人は「ロルハマ」。意味は「イスラエルの家を許さない」。
最後は「ロアンミ」。意味は、「あなたがたは私の民ではない」。
◉何が書いてある?
上にも少し書きましたが、ホセア預言者はいろんな人が結婚しようと言っても、結婚しないでいました。
そして、神様にゴメル(娼婦)と結婚するように言われ、結婚します。
そして、嫁に文句ばかり言われます。




こんな感じだったようです。
しかし、これには深い意味がありました。
それは、ズバリ・・・。
神様もホセアと同じ気持ちだったということです!

当時、イスラエルでは偶像崇拝が蔓延っていましたが、聖書では「偶像崇拝」を不倫や浮気によく喩えられています。
神様から見れば、偶像崇拝はそのような行為だということです。
話をホセアに戻し・・。
なぜ神様がホセアをゴメルという娼婦と結婚させたかというと、ホセア預言者はイスラエル民族のことを義人だと思いこんで説教していたから、神様の心が溶けなかったのです。
それで、ホセア預言者をゴメルのような人と結婚させて、本人が感じ取るようになさったのです。
神様は、ゴメルと結婚する時、ホセアにこんなことを言います。
あなたは再び行って、イスラエルの人々が他の神々に転じて、干しぶどうの菓子を愛するにもかかわらず、主がこれを愛せられるように、姦夫に愛せられる女、姦淫を行う女を愛せよ。(3:1)
干しぶどうは、当時偶像(他の神々)に捧げ物として捧げていたようです。
神様は、人々が神様の愛を分からず、ただ木や石で作られた偶像に拝んでいても、愛し続け、人々が再び神様を信じることを待っていたのです。
参考:1998年1月11日主日『愛の本質』