ゼカリヤ書まできました。
十二小預言者の11人目。あと少しですね。
◉いつの人?
ハガイ書と同様、ゼカリヤ書も聖殿再建の時に活躍した預言者です。
聖殿再建の経緯は、ハガイ書を見てみてね。
◉何が書いてある?
ゼカリヤ書も、聖殿再建を中心的に行っていたヨシュアとゼルバベルに対する
激励の言葉がありますが、ハガイ書に比べて霊界的な表現が多いので、
ちょっと難しいですね。。
神様は、預言者ゼカリヤに臨むのですが、
バビロン捕囚後、イスラエルが復興することを伝えます。
わたし(神様)はあわれみをもってエルサレムに帰る。わたしの家はその中に建てられr、測りなわはエルサレムに張られると万軍の主は仰せられます。(1:16)
わが町々は再び良い物で満ちあふれ、主は再びシオンを慰め、再びエルサレムを選ぶ。(1:17)
また、神様は、ヨシュアとゼルバベルに対しても霊的に働きかけてくださいます。
◉ヨシュア
汚れた服を綺麗な祭服に着替えさせてくださいました。
「服」というのは、聖書で「行い」を意味したりしますね。
ヨシュアは清くなり、神様も下のような約束をしてくださいます。
あなた(ヨシュア)がもし、わたしの道にあゆみ、わたしの務を守るならば、わたしの家をつかさどり、わたしの庭を守ことができる。(3:6)
◉ゼルバベル
ゼルバベルは、神様の霊の力によって聖殿再建を完成することを告げられます。
これは権勢によらず、能力によらず、わたしの霊によるのである。(4:6)
ゼルバベルの手はこの宮の礎をすえた。彼の手はこれを完成する。その時あなたがたは万軍の主が、わたしをあなたがたにつかわされたことを知る。(4:9)
そんなこんなでヨシュアとゼルバベルはペアになって聖殿再建を頑張ります。
そんなペアをここでは「二本のオリブの木」と表していますね。
他の箇所でも、神様は聖殿再建を激励し、約束してくださいます。はい。
第9章からは「託宣」が続きます。
ここからは、「メシアが来る!」という預言が書かれています。
見よ、あなたの王はあなたの所に来る。彼は義なる者であって勝利を得、柔和であって、ろばに乗る(9:9)
その日には、罪と汚れとを清める一つの泉が、ダビデの家とエルサレムの住民とのために開かれる(13:1)
その日みは彼の足が、東の方エルサレムの前にあるオリブ山の前に立つ。(14:4)