さて、エサウとヤコブは成長しました。
兄エサウは、狩猟者となり、
弟ヤコブは、穏やかな人で天幕に住んでいました。
父イサクは、兄エサウを愛し、
母リベカは、弟ヤコブを愛しました。
父イサクは、鹿の肉が好きだったので、
狩猟者で美味しい鹿の肉を取ってくれるエサウを愛しました。
一方、母リベカは、弟のヤコブを愛しました。
リベカは、神様から啓示を受けていましたね。
「二つの国民があなたの胎内にあり、
二つの民があなたの腹から別れ出てくる。
一つの民は他の民よりも強く、兄は弟に仕えるだろう。」
だから、リベカは、ヤコブを通して神様の計画が流れて行くことを知っていたのです。。
〜おまけ もう少しエサウとヤコブについて〜
以前、「裂く」ということについて書きましたが、ここでも同じことが言えますね。
カインとアベル、アブラハムとアブラハムの妻と言ったように
「より神様に近い立場の人」と「そうでない立場の人」がいます。
今回もヤコブは「より神様に近い立場の人」、エサウは「そうでない立場の人」になります。
ヤコブは、天幕の人とな理ました。
「天幕」とは当時の住居でもあり神様に会う場所(聖殿)でもあります。
そこの人になったということは、神様を熱心に信じ、穏やかな人物だったことがわかります。
また、親元を離れず、親の恩恵を受けて育ちました。
一方、エサウは、狩猟者だったので、自分の力を信じて親元を離れて自由に暮らし、
ヤコブほどは熱心に神様を信じていなかったようです。