旅人たちは、続けてソドムに行きましたが、
アブラハムは主の前に立っていました。
(そんな・・。ソドムとゴモラに罪が多いなんて・・。
あそこには、甥のロトがいる。。ロトは大丈夫なのだろうか。。)
アブラハムは、神様に言いました。
「神様、あなたは、義人と悪人を一緒に滅ぼされる方なのでしょうか?
例えば、もし、ソドムとゴモラに50人の義人がいたとしたら・・。
50人の義人がいても、神様は、ソドムとゴモラを滅ぼし、
50人の義人と悪人を一緒に裁いてしまうのですか?
そのようなことはしないでしょう?
全地を裁く神様は、公義を行うべきではありませんか?」
神様は、言いました。
「もしソドムとゴモラの町の中に50人の義人がいたら、
その50人のためにその所は許そう。」
なに!?!?
つまり、ソドムとゴモラには
義人が50人もいなかったのです!!
アブラハムは、続けて質問をします。
「それでは、もし義人が45人だったら、その町を滅ぼしますか?」
神様は、
「その義人たちのために、その地を裁くことはしない。」
と言いました。
アブラハムは、さらに続けて質問をします。
「ではもし、40人だったら?」
「30人だったら?」
「20人!」
「10人!」
神様は、言いました。
「10人の義人がいたら、その人たちのために、
その地を裁かないであろう。」
つまり、ソドムとゴモラには、
10人の義人もいなかったのです。
神様は、アブラハムと語り終え、去って行かれました。
アブラハムも自分の所へと帰りました。
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