ハガイ書まできました!
あと少しですね・・。感慨深い・・。
◉ここまでの預言者の復習
ここまで四大預言者(イザヤ、エレミヤ、エゼキエル、ダニエル)と
十二小預言者のホセア書からゼパニヤ書までを見てきましたが、
ここまでの人は皆、バビロン捕囚前〜バビロン捕囚までの人でした。
下表の赤線上まで。
これから見るハガイ書、ゼカリヤ書、マラキ書はバビロン捕囚以降の人になります。
バビロン捕囚が起こり、
バビロンの王ネブカドネザルがイスラエル民族をバビロンに連れて行きました。
そして、ソロモン王の時に建てたエルサレム聖殿も壊してしまいました。
70年の時が流れ・・。
(その70年の間にバビロンはペルシャに滅ぼされる。)
ペルシャの王クロスがイスラエル民族に
[voice icon=”https://thefunniestbiblelab.com/wp-content/uploads/2019/08/579776f0ae779d7818cf79b5675502e1_t.jpg” name=“クロス王” type=”l”]イスラエルの人たち、イスラエルに帰っていいよ。聖殿も再建しなさい。[/voice]
と言います。
そして、イスラエルの人たちは聖殿再建〜!!となるのですが、
反対者が出てきて聖殿を再建できなくなります。
どうする〜!?イスラエル民族〜!?
となった時に出てきたのがハガイ預言者です。
◉いつの人?
上に書いた通り、バビロン捕囚以降の人です。
バビロン捕囚後、バビロンはペルシャに滅ぼされ、
ペルシャ王クロスがイスラエル民族に聖殿の再建を許可しました。
その時代を生きた人です。
◉どんな人?
ハガイがどんな人かは、ハガイ書にあまり詳しく書かれていないですね。
ハガイというのは、「祝祭」という意味だそうです。
◉何が書いてある?
聖殿再建は、ゼルバベルとヨシュアの2人の人が中心になって進めていました。
しかし、反対者が出てきて聖殿再建ができなくなってしまいました。
その時に出てきたのがハガイとゼカリヤ(ゼカリヤは次に出てきます)。
神様は、ハガイを通してなんと言っているでしょうか?
万軍の主はこう言われる、あなたがたは、自分のなすべきことを考えるがよい。山に登り、木をもってきて主の家を建てよ、そうすれば私はこれを喜び、かつ栄光のうちに現れると主は言われる。(1:7-8)
聖殿を再建しなさいと言っています。
主は言われる、ゼルバベルよ、勇気を出せ、ヨザダクの子、大祭司ヨシュアよ、勇気を出せ。主は言われる。この地のすべての民よ、勇気を出せ。働け。私はあなたがたと共にいると万軍の主は言われる。(2:4)
力強い神様からの励ましの言葉です。
これは、もうやるっきゃないじゃないですか!!
そんなこんなでイスラエルの人たちは、聖殿の再建を再開します。
◉2人を通して働く神様
神様は、よく2人の人を通して働かれます。
アロンとホル、モーセとエリヤ、イエス様とバプテスマのヨハネ。
聖殿の再建もゼルバベルとヨシュアを通して行い、預言もハガイとゼカリヤを通して行います。
伝道の書にこんな聖句がありますね。
ふたりはひとりにまさる。彼らはその苦労によって良い報いを得るからである。すなわち彼らが倒れる時には、そのひとりがその友を助けを起こす。しかしひとりであってその倒れる時、これを助け起こす者のない者はわざわいである。(伝4:9-10)
次回は、ゼカリヤ書。