夢で神様に会ったヤコブは、朝早く起きて、
枕としていた石を取り、それを立てて柱にし、
その頂に油を注いで、その場所を「ベテル」と名付けました。
意味は、「神の家」です。
「ベテル」と呼ばれる前は「ルズ」と呼ばれていました。
ヤコブは、神様に約束しました。
「神様が私に共にしてくださり、私の行くこの道で私を守り、
食べ物や服をくださり、安全に父の家に帰らせてくださるなら、
主を私の神とします。
また、私が立てたこの石を神の家としましょう。
そして、あなたがくださる全てのものの1/10を必ずあなたに捧げます。」
実際、当時ヤコブの現実は、兄のエサウに追われて着の身着のまま出てきて、
道端で寝泊りしなければならない境遇で、心配が天にまで届くほどでした。
神様はおっしゃってくださったけれども、現実は目の前が真っ暗な人生の砂漠でした。
そのような境遇にいたので、
ヤコブは神様に、食べるものと着るものを与えてくださり、
平安に父の家に帰るようにしてくださるならば、
本当に私の神様にしますと言ったのであり、
すべての十分の一を捧げると約束したのです。
画像:https://www.biblestudy.org/maps/historic-cities-of-ancient-israel-large-map.html
参考: 2010年8月8日 主日説教「私があなたに約束したことを忘れるな」より