みなさん、こんにちは。キリスト教福音宣教会のChihiroです。
今日は、最後の士師、サムソンについて書いてみようと思います。
◉ストーリー
士師記のストーリーは決まっています。
[aside type=”boader”](1) イスラエル民族が神様の前に悪を行う
(2) 周辺の民族が攻めてくる
(3) 悔い改める
(4) 士師を通して周辺民族をやっつける[/aside]
それでは、見ていきましょう。
(1) イスラエル民族が神様の前に悪を行う
13:1に書いてある通りです。
(2) 周辺の民族が攻めてくる
そのため、周辺民族であるペリシテ人に40年もの間、支配されていました。
(出典:『図解 聖書[世界史徹底マスター]』)
(3) 悔い改める
よく読むと、サムソンの時は、イスラエル民族が悔い改めた描写が書かれていませんね。
改めてブログを書いていて衝撃でした!
でも、きっとこの時も悔い改めたのでしょう・・。(推測)
(4) 士師を通して周辺民族をやっつける
ここでは、サムソンがどんな人かについて書きながら、ストーリーを追って見たいと思います。
・ナジル人
サムソンは、ナジル人でした。
ナジル人とは何かというのは、民数記6章に書かれています。
簡単に言うと、特別な誓願を立てて聖別された人です。神様の前に清く生きることで、人々の模範となり、モデルとなって生きる人でした。
・髪ボーボー
いきなり何書いとんねん!!と思われるかもしれませんが、髪の毛がボーボーでした。
理由は「ナジル人」だからです。ナジル人は髪を剃らないことになっていました。
神様から頂いた髪の毛に剃刀という自分の考え、自分の主管、自分式の何かを当ててはいけない、という意味だったようです。
信仰の模範、ナジル人として、自分の考えではなく神様を中心として生きるため、ナジル人は髪の毛がボーボーでした。
・怪力
サムソンと言えば、このイメージが強いと思いますが怪力でした。
士師記でも獅子の口を手で裂いたり、縄を手で引きちぎったり、なかなかの怪力ぶりが書かれています。
怪力であることが、神様がサムソンにくださった個性でもありました。
・女好き
残念ながら女好きでした。ナジル人として、異性の誘惑にも負けず、清く神様だけを愛してくれよ、と期待してしまいますが、女好きでした。
敵のペリシテ人と結婚し(結婚自体には神様の御心があったのですが)、しまいにはその女性に迫られて、我慢できずに自分の怪力の秘密を教えてしまいます。
その結果、サムソンの怪力が奪われ、ペリシテ人に捉えられてしまうのです。
ペリシテ人に捕らえられたサムソンは、最後の最後、神様に共にしてくださるように切に願い求めます。
そして、怪力が復活したサムソンは、ペリシテ人と自分がいる家の柱を倒し、ペリシテ人とサムソンは死んでしまいましたとさ、というお話です。
続く。
参考:2011年2月20日サンデーサービス(初信者向け礼拝)「士師の時代〜サムソンとデリラ」