士師記⑤〜ギデオン〜

みなさん、こんにちは。キリスト教福音宣教会のChihiroです。

今日は、士師記のギデオンについて書いてみようと思います。

 

ギデオンは、士師記に出てくる5人目の士師です。

このギデオンと最後に出てくるサムソンは超有名な士師です。

この二人を知っていれば士師記マスター面(づら)をしてもきっと大丈夫でしょう。

 

◉ストーリー

士師記のストーリーは決まっています。

(1) イスラエル民族が神様の前に悪を行う
(2) 周辺の民族が攻めてくる
(3) 悔い改める
(4) 士師を通して周辺民族をやっつける

それでは、見ていきましょう。

 

(1) イスラエル民族が神様の前に悪を行う
6:1に書いてある通りです。

(2) 周辺の民族が攻めてくる
イスラエル民族が神様の前に悪を行ったので、神様は周辺民族が攻めてくるようにしました。

ミデアン人とアマレク人は、しょっちゅうイスラエル民族の食べ物を奪っていったようです。


(3) 悔い改める
そして、イスラエル民族は悔い改め、神様を呼び求めました(6:7)。

(4) 士師を通して周辺民族をやっつける
ギデオンは、どうしたら隣国ミデアンからの抑圧から逃れて生活することができるのか、いつも神様に願い求めていました。

そんなギデオン。ミデアン人に食べ物を略奪されないようにこっそり麦を打ってたところを、士師として神様に大抜擢されます。

しかし、自分に自身のないギデオン。。

 

“ギデオン”
いやあ、そんな。。自分なんて。。本当に小さい。。何もできないです。。

 

しかし、神様はそんなギデオンを「大勇士」と呼びます。

そう、神様から見れば、みんな価値ある尊い一人なのさ!!

だから、私を信じておくれ!!私が共にすればできる!!

 

Mission 1:偶像の撤廃
そんなこんなで、ギデオンは、まずは偶像を撤廃します。

でもちょっと昼に堂々とやるのは人々に攻撃されそうなので、夜にこっそり撤廃します。

 

Mission 2:ミデアン人とアマレク人との戦い
Mission 1をクリアしたので、Mission 2に移行します。

このように神様が任せた小さな仕事(Mission 1)をクリアすると、より大きな仕事(Mission 2)を任せられるのです。

新約聖書にもこんな聖句がありますね。

小事に忠実な人は、大事にも忠実である。そして、小事に不忠実な人は大事にも不忠実である。(ルカ16:10)

 

そんなこんなで、次は大きな仕事、ミデアン人とアマレク人との戦いを任されます。

ミデアン人とアマレク人(13万) VS イスラエル民族(3万2000人)

イスラエル民族、少ない!!

 

ここで神様はギデオンに驚くべきアドバイスをします。

“神様”
もっと少数精鋭で行こう!!

 

なぜかというと、人数が多ければ「自分たちが頑張った結果、戦争に勝ったんだ!」と思ってしまうからです。

神様の本当の目的は、イスラエル民族がただ戦いに勝つだけでなく、イスラエル民族が再び神様を信じるようになることなのです。

 

そんなこんなで兵士を削りに削り、最終的には300人という超少数精鋭で戦います。

水の飲み方で、兵士を選抜するのは面白いですね。

(ちなみに、膝をかがめて飲んでしまうとすぐに敵から攻撃されてしまうので、手を水で汲んで飲んだ300人が選抜部隊となります。)

 

結果どうなったのか。

イスラエル民族はミデアン人とアマレク人と戦うどころか、ミデアン人とアマレク人が互いに争うようになり(同士討ち)、イスラエル民族が勝ちましたとさ。

 

めでたし。めでたし。

イスラエル民族は喜んで、ギデオンを褒め称えました。

 

“イスラエル民族”
ギデオンさん、いやぁ、あなたがいたからミデアンたちに勝ちましたよ。これからはあなたが国民を治めてください。
“ギデオン”
いやいや、私は治めません。ただ神様が治めます。
“イスラエル民族”
ギデオン、万歳〜!!ギデオン万歳〜!!!
“ギデオン”
(そうだよなぁ。自分もちょっとは頑張ったしなぁ。。まあ、自分が治めなくても、ちょっとくらいなら何かもらってもいいかなぁ。。)

 

そんなちょっとした欲に悪魔は漬け込むのです。。

 

そうして、ギデオンは人々から金銀を集め、エポデと言われる祭司の服の像を作り、人々はそれを拝むようになってしまいました。

結果、イスラエル民族は再び偶像崇拝を始め、ギデオンの子どもたち70人も殺されてしまいます。

 

大勇士ギデオン。最後の最後までただ神様に栄光を帰していたら素晴らしかったのですが。

残念ですね。

 

参考:
2001年3月25日主日「エホバを賛美しなさい」
2002年8月4日主日「祈り」
2011年1月16日サンデーサービス「士師の時代〜ギデオンと300人の勇士」

ABOUTこの記事をかいた人

はじめまして。私はキリスト教福音宣教会のChihiroといいます。 大学院の終わり頃にキリスト教福音宣教会で聖書を学ぶようになりました。 私は、大学で言語学(英語)を専攻しており、聖書が欧米文化に大きな影響を与えていることから、聖書を勉強したいと思っていました。最初は普通の教会で学んでみましたが、よくわからず断念。。 キリスト教福音宣教会のバイブル・スタディは、聖書を基本から教えてくれてわかりやすく、臨場感があり、とても面白い!!このブログでは、そんな面白さと共に、聖書に出てくる地名や時代背景を中心に情報提供できたらと思っています。