「伝道の書」です。
「伝道の書」もソロモンが書きました。
こちらもストーリーになっているわけではないので、
有名な聖句&わたしが好きな聖句を紹介したいと思います。
◉一切は虚しいものである
空の空、空の空、いっさいは空である。
日の下で人が労するすべての労苦は、その身になんの益があるか。(1:2-3)
「すべてのことは虚しい」というと、仏教のイメージが強いですが、
聖書にも「人生の虚しさ」が書かれています。
ソロモンは、王になって名誉や権威を得、財も物質も多くのものを得ましたが、
それでも「すべてのものは虚しい」ということを悟りました。
地位や名誉を得て、物質もあれば
「幸せ〜❤️❤️、天国〜❤️❤️」というイメージがある人もいるかもしれませんが、
人は、それだけでは幸せになれない。それでも何か足りない。虚しい。という事です。
イエス様もこんなことを言っていますね。
(※本当は、イエス様が申命記8:3を引用したんですけどね。)
人はパンだけで生きるのではなく、神の口から出る一つ一つの言で生きるものである。
(マタイ4:4)
人は、物質だけで生きているわけではないのです。
◉先にあったことは前にもある(時代の同時性)
先にあったことは、また後にもある。
先になされた事は、また後にもなされる。
日の下には新しいものはない。(1:9)
先にあったことは、また後にもある。
「様々な事柄は繰り返される」ということです。
聖書の中でも多くのこと(出来事)が、繰り返されています。
例えば、神様を信じる義人が迫害されると言うのも何度も繰り返されていますね。
(例:モーセ、エリヤ、エレミヤ、イエス様、などなど・・)
◉すべてのことにも時がある
天が下のすべての事には季節があり、すべてのわざには時がある。
生るるに時があり、死ぬるに時があり、(中略)
泣くに時があり、笑うに時があり、
悲しむに時があり、踊るに時があり、(中略)
愛するに時があり、憎むに時があり、(中略)
戦うに時があり、和らぐに時がある。(3:1-9)
神がなされることは皆その時にかなって美しい。
神はまた人の心に永遠を思う思いを授けられた。(3:10)
「すべてのことには時(良いタイミング)がある。」
また、
「神がなされることは皆その時にかなって美しい。
神はまた人の心に永遠を思う思いを授けられた。」ということです。
人って永遠に生きるわけではないことを知っているはずなのに、
「永遠に君を愛するよ〜」とかそういうラブ・ソングって多いですよね。
(そういうのでキュンキュンする人❤️もいれば、冷めた感じで受け取る人もいると思いますが😅)
「人の肉体は永遠に生きない」と分かっていながら、
「永遠」という言葉、概念を人間がもっているということがすごいと思うんですよね。
でもそれは、人間には永遠に生きる「霊」があるし、
永遠に存在する「霊界」、「天国」があることの証明だと思います。
もしそれらがなかったら、「永遠」なんていう言葉も考えも必要ないのではないかなと。
◉最後に
あなたの若い日に、あなたの造り主を覚えよ。
悪しき日がきたり、年が寄って、
「わたしにはなんの楽しみもない」と言うようにならない前に、(以下省略)(12:1)
伝道の書は、全部で12章ありますが、最後の章です。
個人的には、ちょっとリアルな気がします。
歳を取って何も趣味も喜びもなく、「わたしにはなんの楽しみもない」と思っている人って
やっぱりいるんではないでしょうか。。
そうなる前に、造り主神様を知りなさい。
さらには、神様の愛、あなたはなぜ生まれ、死んだらどこに行くのか、
どう生きるべきなのかを知りなさい、と言うことです。
こうして、伝道者(ソロモン王)は、知恵があるゆえに、
人々に御言葉を伝えましたとさ。
他にもいろんな聖句があるので読んでみてね!
でわ〜。