みなさん、こんにちは。キリスト教福音宣教会のChihiroです。
先日、主日説教でカペナウムについて出てきたので、調べてみました。
◉どこにあるの?
まずは、場所から。
(出典:https://www.churchofjesuschrist.org/study/scriptures/bible-maps/map-11?lang=jpn)
ガリラヤ湖の北にある地域です。
北と南をつなぐ要塞の役割を果たしていた都市だったようで、
(下にも書いていますが)税関やローマ軍の駐屯地があったりしました。
◉どんなところ?
カペナウムは、早くから経済的に反映していました。
なぜかって漁業と商業の中心地でしたから。
漁業と言えば、漁師のペテロ!!
ペテロがイエス様に会ったのもカペナウムです(マタイ17:24)。
魚以外にもオリーブ、果物、穀物などの栽培も盛んだったようです。
(出典:https://www.israeljapaneseguide.com/blank-13)
※写真はセント・ペテロ・フィッシュ。料理の名前の由来はもちろんマタイ17:24〜
また、税関もありました。
取税人マタイが伝道されたのもカペナウムです(マタイ9:9)。
また、当時イスラエルは、ローマの属国(要は植民地)でしたが、
カペナウムは、ローマ軍の駐屯地でもありました。
マタイ8:5には、百卒長というローマ人も登場してきます。
このように、カペナウムは、後々重要な弟子となる人たちが伝道された場所でした。
イエス様は小さな村のナザレで生まれ、
経済的に栄えたカペナウムに行って沢山の御言葉を伝え、沢山の奇跡を行いました。
イエス様は、自分がナザレ生まれにも関わらず、
カペナウムを「自分の町」と呼んでいます。
それほど経緯もあり愛していた町でもあるんでしょうね。。(マタイ9:1)
- 結局どうなった?
そんな経済的にも栄え、イエス様も滞在して御言葉を伝えてくれた地域でしたが、
結局はどうなったのか。
7世紀にペルシャ帝国からの侵略を受け、その後11世紀にイスラム勢力によって破壊されてしまいました。
聖書には、こんな聖句があります。
ああ、カペナウムよ、おまえは天にまで上げられようというのか。黄泉にまで落されるであろう。おまえの中でなされた力あるわざが、もしソドムでなされたなら、その街は今日までも残っていたであろう。しかし、あなたがたに言う。さばきの日には、ソドムの地の方が耐えやすいであろう。(11:23-24)
イエス様が御言葉を伝えてくださったにも関わらず、聞かず悔い改めないので、
「裁きの日に耐えられない。ソドムの方が耐えるであろう」、と言われてしまいます。
歴史的事実を見てもイエス様が言っていたことが数百年後に成就していると考えると
恐ろしいですね。。
これをどう信じるかは、その人次第ですが。
参考:
2021年2月14日主日説教「主を信じてこそ生きる」
Wikipedia