みなさん、こんにちは。キリスト教福音宣教会のChihiroです。
今日は、北イスラエルの八番目の王様、アハジヤ王を見てみたいと思います。
基本情報
・名前:アハジヤ(アハズヤ)
・在位:紀元前853-851年? ※Wikipedia
・父:アハブ
・聖句:列上22:37-列下1:18
・信仰:偶像崇拝
王としての業績
聖書にはこれと言って王様らしい成功した業績は書いていないのですが、聖書に書かれているアハジヤ王のエピソードを簡単に書いてみたいと思います。
(1)南ユダと金を取りに行く!?
南ユダがオフルという土地に金を取りに行きましたが、船が難破してうまくいきませんでした。
オフルは金が取れた場所として有名ですが、場所は東アラビア?、エチオピア?、アラビア?と諸説あり、詳しいことはわかっていないそうです。
ただ金で有名だったことは確かで、聖書によく出てきます。
・オフルの金をもってしても、その値を量ることはできない。尊い縞めのうも、サファイヤも同様である。(ヨブ28:16)
・わたしは人を精金よりも、オフルのこがねよりも少なくする。(イザヤ13:12)
(2)病気になってしまった!
アハジヤは病気になってしまいました。
縁側などのふち(らんかん、欄干)から落ちてしまったことが原因だったようです。
そして、エクロンの神バアル・ゼブブに「自分の病気は治るかどうか」を伺います。
そして、預言者エリヤに「バアル・ゼブブに訪ねるのは、イスラエルに神がいないためか。」と言われ、死ぬことを預言されます。
エクロンの神、バアル・ゼブブとは?
ところで、ここに出てくる「エクロンの神、バアル・ゼブブ」について調べてみました。
まず、エクロンというのは地名です。ペリシテ人が住んでいる土地の一つになります。
地図引用:イスラムの歴史
そこで信じられていた神様が「バアル・ゼブブ」です。
この「バアル・ゼブブ」、実は新約聖書にも出て来ます。
しかし、パリサイ人たちは、これを聞いて言った、「この人が悪霊を追い出しているのは、まったく悪霊のかしらベルゼブルによるのだ」。(マタイ12:24)
パリサイ人たちがイエス様を悪霊の頭呼ばわりをするシーンですね。
このベルゼブルは、どうやら「バアル・ゼブブ」から来ているようです。
意味としては、「蠅(はえ)の王」という意味です。
蠅は、汚いものに集まりますね。
まさに「死体のある所には、またはげたかが集まる(ルカ17:37)」といった感じでしょうか。
悪霊も汚い考えや行いに集まってくるので、そう考えると「バアル・ゼブブ(ベルゼブル)」は悪霊感全開ですね💦。
最期
そんなアハジヤ王ですが、エリヤの預言通り死んでしまいます。
アハジヤ王には子どもがいなかったので、彼の兄弟が次の王様になりました。
以上、アハジヤ王でした。